なかでもネットユーザーから人気を集めたのが、手がない陶俑のスタンプ。この陶俑は他の部分は完全な形を保っているのに、なぜか両手だけ無くなっており、袖のところが二つの空洞になっている。王さんは、「この陶俑を見た瞬間、ダブル11(11月11日のネット通販イベント)の時に、ショッピングをしたくなる衝動が抑えられなくなることを思い出した。ネットではお金を無駄使いしないよういっそ『手を切り落とす』という自分を戒めるフレーズが流行っている。そこからこのスタンプには『これ以上買ったら手を切り落とす』という文字を添えた」と笑いながら説明する。
王さんによるとこれまでに12種類の文化財スタンプを作成したという。ただその創作は決して簡単ではなく、構想を練って絵を描き、それを加工して、1種類を仕上げるのに3日間を必要とする。特に表情をリアルに仕上げるのに時間がかかるというが、それでも王さんは、「作成している時はユニークな文化財のことで頭がいっぱいで、やる気に満ちていた。こんなにたくさんの人に気に入ってもらえるとは思ってもみなかった」と話す。
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