中国の「文化・自然遺産デー」にあたる6月9日に、故宮文物医院は試験的な一般開放を行い、同日午前9時から12時にかけて、予約申し込みをした16歳以上の見学者40人を無料で招待するとしている。北京日報が伝えた。
故宮文物医院は紫禁城の最も西側に位置し、2016年12月29日に設立された。現在、中国国内においてその面積が最大で、科学研究設備を最も完備し、最も充実した機能とジャンルを備え、専門スタッフの数も最多の文化財修復保護機関となっており、国際文化財修復保護学会トレーニングセンターも設置されている。
見学の効果や文化財の安全を保障するため、故宮側は同医院の見学者数に制限を設けて一般開放することを明らかにした。今月8日までに故宮の入場券予約販売システムにログインすれば、同医院見学の予約申し込みを行うことができ、第1陣の見学者は40人限定で実施されるという。試験的な一般開放は9日午前9時から11時20分の時間帯に限られ、予約対象者の年齢は16歳以上となっている。
また、故宮側は、予約に成功した見学者が同医院を見学する際の写真やビデオ撮影の禁止、バッグや大きな荷物、撮影用機材などの持ち込み禁止を明らかにした。
故宮側は、「試験的な一般開放の効果に基づき、正式な予約申し込み案をできるだけ早く発表する予定なので、故宮の公式サイトや入場券予約販売サイトをチェックするようにしてほしい」としている。(編集YK)
「人民網日本語版」2018年6月7日
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