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「ダブル11」で菜鳥が海外からの商品調達能力を強化

人民網日本語版 2018年10月16日15:14

物流サービス大手の菜鳥網絡は11日、ネスレやアルディ、メトロ、ケミスト・ウェアハウス、資生堂、イオン、ミスティン、ドイツのSOSなどの国際ブランドと、戦略的協力協定に署名したと発表した。菜鳥は「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)期間中、世界サプライチェーンのサービスを提供する。輸入商品の倉庫や港湾からの荷受けを、海外の供給源からの直接的な荷受けに変えることで、店側のサプライチェーンのコストを削減し、物流効率を高め消費者の体験を改善する。北京商報が伝えた。

サービスのアップグレード後、各店舗の生産や倉庫保管先は、菜鳥の世界サプライチェーンの出発点に変わる。菜鳥は店舗の原産地から直接仕入れ、それから港湾や空港に運び通関手続きを終えることになる。「ダブル11」期間中、菜鳥の日本や韓国、オーストラリア、ニュージーランド、フランス、英国、オランダ、米国など30カ国・地域における海外倉庫約50ヶ所が、海外部分のサービスに関わることになる。これにより世界で最も集中している輸入商品原産地のほぼすべてがカバーされる。

菜鳥国際事業担当者の孫蓓蓓氏は、「業者はこれまで、自ら国内の保税倉庫に出荷する必要があり、高コストを必要とする上、手続きが複雑だった。当社が提供する海外の最初の出荷段階から港湾や倉庫までの多段階サービスにより、輸入業者の物流効率が大幅に向上し、サプライチェーンの支出も少なくとも10%は削減される」と述べた。

世界サプライチェーンのうち、幹線輸送がもう一つの中心となる。菜鳥は提携先と世界幹線ネットワークを形成し、33カ国の134港をカバーする。陸海空の各種幹線輸送方法により、輸入商品が短期間で中国国内の52港に到着できる。業者は輸送中、全リンクチェック体制により動きをリアルタイムで把握でき、オンラインで迅速に異常事態に対処できる。

また菜鳥は中国全土15カ所の保税区で、100万平方メートル以上の保税倉庫ネットワークを持つ。菜鳥は商品が中国に到着するとデータ分析を行い、全国10数カ所の保税区で正確に秩序正しく倉庫に入れ、セールによる混乱を回避することができる。

さらに菜鳥は越境通関サービスとカスタマーサービスの「一体型窓口」を提供する。業者は多くの連絡を菜鳥に任せることができ、「ダブル11」期間中には物流の「全過程委託」により、宣伝と販売のみに専念できる。

孫氏は、「スマート物流中堅ネットワークを構築することで、当社は重要サイクルで相当な能力をつけている。また世界サプライチェーンサービスを提供できるごく少数の物流プラットフォームになっている。当社は今年のダブル11で、世界ネットワークとスマート大協力を実現し、世界物流パートナーと共に業者にポイント・ツー・ポイントのフルリンクソリューションを提供し、世界の高品質商品が72時間内に世界各地に届くようにする」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2018年10月16日 

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