中国工程院の何華武副院長は22日に南京市で開かれた「長江川上・川下大型シールドマシン技術サミット」の席上、「中国の水中トンネル技術の応用は世界最多で、特に水中シールドトンネル設計、設備製造、安全建設などの分野で世界トップ水準に達している」と述べた。科技日報が伝えた。
何氏によると、中国のシールドトンネル技術は改革開放から40年の間に、無から有へ、小から大へ、弱から強へと急成長した。山間部から都市部へ、陸上から水中へ、川の横断から海の横断へと移り変わった。中国の数多くの科学技術者及び関連企業は、複雑な地質・気候条件下の、トンネル及び地下プロジェクトの整った建設技術と経験を全面的に確立した。
同サミットで発表された情報によると、全長6.7キロで世界最長の道路沈埋トンネル、唯一の深沈埋トンネルである港珠澳海底トンネル、世界初の設計上の時速が350キロに達する高速鉄道獅子洋水中トンネル、世界一深い水深70メートルの南京揚子江トンネル、直径が世界2位の14.93メートルに達する南京長江トンネルを代表とする中国の水中トンネル及び大型シールド技術は、水中ルートの建設に確かな技術サポートを提供している。また今後の海峡トンネル工事に向け、理論と中核技術を蓄えている。現在は大断面、長距離、高水圧、複雑な水文・地質条件を発展方向としている。
また何氏がサミットの「高速鉄道及び都市水中トンネル」と題したスピーチで明かしたところによると、中国が建設済み・建設中の都市部及び水中鉄道トンネルの全長は230キロで、今後は300キロの建設を予定している。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年10月24日
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