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高度化が進む中国の消費 高品質の商品が人気に

人民網日本語版 2018年11月01日14:17

ウォルマートや京東、騰訊(テンセント)などの小売業者がプラットフォームの消費データをまとめて、10月31日に共同で発表した「中国小売業者オムニチャネルを超えた融合発展年度報告」 によると、中国の住民の可処分所得が上昇の一途をたどるにつれ、住民の消費の高度化も拡大を続け、「量」追求型から「質」追求型へと向上している。中国新聞社が報じた。

報告によると、消費の高度化にともない、高品質の商品が人気になっている。ビールを例にすると、2018年6月、京東の食料品デリバリープラットフォーム「京東到家」におけるクラフトビールの販売量が前年同期比123%増となった。また、ウォルマートの店舗における輸入ビールの販売量も前年同期比58.9%増だった。

中所得者を対象にした調査によると、同グループが買い物の際に関心を寄せているのは、上から順に、品質(82.2%)、時間の節約(77.5%)、コストパフォーマンス(73.8%)、オリジナル性(71.5%)、ブランドの知名度(66.1%)、外観・パッケージ(40.3%)だった。

高品質の商品が人気となっているのと同時に、消費を「楽しむ」というのが中国の消費の高度化の新たな注目点となっている。報告によると、13年以降、中国の住民の教育、文化、娯楽、生活用品の消費が拡大しており、消費者のニーズは、「衣食を満足させる」という基本的なレベルから、「精神的な楽しみを得る」に向上しており、人々は生活消費品を購入する際、一層消費体験を重視するようになっている。そして、「消費を楽しむ」ことがトレンドとなっている。

例えば、17年7月から18年6月の1年間、京東のプラットフォームでは、首のケア関連の商品の販売量が前年同期比75.5%増と急増したほか、ウォルマートでは、男性用スキンケアセットの販売量が54%増だった。

中国では消費が全体的に高度化していると同時に、構造も変化している。

地域別で見ると、近年、医療や教育、不動産などの生活コストが上昇するにつれ、中国の一線都市の住民の消費は理性的になり、コストパフォーマンスの高い商品が人気になっている。そして、二線都市や三線都市などの「逆襲」が始まっており、農村部の若者の消費も台頭している。(編集KN)

「人民網日本語版」2018年11月1日

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