香港地区の「大広報」によると、米国ウォルト・ディズニー・カンパニーのメインキャラクターであるミッキーマウスが、現地時間の18日に90歳の「卒寿」を迎えた。1998年に可決されたデジタル・ミレニアム著作権法(DMCA)によれば、ミッキーの著作権は2023年で切れて、以降はキャラクターを自由に使用できるようになり、ディズニー社は「金のなる木」を失うことになる。「中国新聞網」が伝えた。
ミッキーはウォルト・ディズニー氏が1928年に創作したキャラクターで、アニメ作品に登場するとたちまち米国の観客たちの間で人気者になり、さらには世界で最も知られたキャラクターの一つにもなった。
ミッキー90歳の誕生日を祝い、ディズニー社はニューヨークで、「Mickey: The True Original Exhibition」と題した記念展示会を開催している。ミッキー誕生の歴史を振り返り、ミッキーをテーマにしたアーティストたちのオリジナル作品を展示している。会期は2019年2月10日まで。
▽毎年「32億ドル以上」を稼ぎ出すミッキー
ディズニー社はあらゆる商品にミッキーをプリントするビジネスモデルを生み出し、ミッキーは「金のなる木」になるとともに、ミッキーとそれを取り巻く世界の人気沸騰の原因にもなった。ミッキー、ミニー、グーフィーなどのメインキャラクターの商品は、ディズニーに富をもたらす「金の卵」であり、毎年少なくとも32億ドル(1ドルは約112.6円)を稼ぎ出してきた。中には、ディズニーグッズとテーマパークの収入は含まれていない。
だがミッキーも「お年を召して」、ディズニー社は3回目の著作権の危機を迎えている。ミッキーは実はこれまでに2回の著作権切れを迎えてきたが、ディズニー社が密かに行った強力なロビー活動により、著作権法が改定されて「延命」がはかられた。
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