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人民網日本語版>>経済

デジタル技術が観光地の火付け役に 動画が新たな経済モデル

人民網日本語版 2018年11月19日13:57

黒竜江省大興安嶺地区加格達奇(ジャグダチ)区で、樹氷を背にして写真を撮っていた観光客。(撮影:魏建順)

湖北省武漢市に住む劉丹さんは、今年の夏休みに一家で青海省の茶カ(チャカ)塩湖を旅行した。ここを選んだのは友人や旅行会社にすすめられたからではなく、たまたまある日、仕事の帰りにショート動画サイトを見ていたところ、ネットユーザーがここを旅する様子をネットにアップしたのが目に入ったからだ。「天空の鏡」と呼ばれる茶カ塩湖は澄み渡る美しさで、たちまち心を奪われ、すぐに旅行を決めたという。人民日報海外版が伝えた。

この頃、ショート動画アプリケーションが次々登場し、ユーザー数もうなぎ登りだ。娯楽としての機能のほか、短い、新しい、速い、面白いというショート動画の特徴を活かして、観光産業が効果的なマーケティングのツールとして利用するケースが徐々に増えており、デジタル技術によって、多くの観光スポットの人気に火をつけている。業界の専門家は、「ショート動画が観光産業の伝統的手法を変え、新たな経済モデルを生み出した」との見方を示す。

▽一般の人々:動画に誘われて旅行

すでに数年前にインターネットの専門家が、「ショート動画は写真や文章、ロング動画、ライブ配信に続く成長のスペースになる」としていた。このほど発表された研究報告書によれば、「2017年よりショート動画産業は人気が続いており、ユーザーの規模も日に日に拡大し、発展の可能性は大きく、2018年は3億5千万人を超えるとみられる。膨大な数のユーザーに比例して、ショート動画の件数が急速に増加しており、特に再生回数が急速に伸びている。中には再生回数が1千万回や数億回に達するものもある」という。

新業態の登場が、観光経済に巨大なビジネスチャンスをもたらした。湖北省の旅行会社責任者・張魯達さんは、「ここ数ヶ月間の営業販売状況を振り返ると、自分から店舗に来るお客様が多く、選択する旅行のルートや目的地が非常にピンポイントになっている。圧倒的多数のお客様がショート動画を出して、動画の場所のツアー商品はないかとたずねる。お客様は商品タイプを選択する際に前よりも個性重視のオーダーメイド式を求めるようになり、従来型団体ツアーのルートにはあまり興味を示さない」と話す。現在、多くの旅行会社がショート動画のネットユーザーに人気の目的地や観光地を取り上げた観光商品を企画し始めている。


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