第20回中国国際ハイテク成果交易会(以下「高交会」)が現在、広東省深セン市で開かれている。高交会では人工知能(AI)技術が産業との融合において著しい発展を遂げ、人々の暮らしの隅々までさらに浸透してきていることが見て取れた。新華社が伝えた。
「食」の面において、AIは人々の食生活をより「スマート」にしてくれる。深セン進化動力デジタル科学技術有限公司の創始者である高路房氏は、「スマートオーブンやスマートレンジの登場により、人々は時間設定や温度設定を自ら行う必要がなくなり、自動的に食品の調理に必要な温度や時間が設定されるだけでなく、将来的には異なる味つけによるレシピのカスタマイズも可能になる」としている。
「住まい」の面において、AI技術はコミュニティの防犯安全対策やスマートビルといった分野への更なる応用を進めている。長沙莫之比智能科学技術有限公司の董事長である陳浩文氏は、「今後はガードマンがビル内をわざわざパトロールする必要はなく、レーダーなどのセンサーを通じて、その場にいる人の数の把握や照明、消防などをコントロールすることができるようになる」としている。
「移動」の面においても新たな希望が見出されている。百度(寧波)雲智基地の総経理である王洪全氏は、「将来的にAI技術は車両のスピードや交通量といったデータ情報を収集し、リアルタイムで信号機を変えたり、待ち時間の間隔をコントロールすることが可能になる。このほかにも百度はすでに無人運転車150台を商用車として投入しており、来年年末にも無人運転車1万4千台を閉鎖されたエリア内で使用するために投入する計画だ」としている。(編集TG)
「人民網日本語版」2018年11月18日
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