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明石康元国連事務次長「中国の改革開放経験は世界の共通財産」

人民網日本語版 2018年12月14日10:29

「中国が国連及び国際問題で果す役割が重要さを増していくのを私は目撃した。中国の改革開放の経験は世界の共通財産だ」。明石康元国連事務次長はこのほど中国の改革開放40周年について新華社の単独インタビューに応じ、こう語った。新華社が伝えた。

明石氏(87)は以前国連に40年勤務し、事務次長(広報担当、軍縮担当、人道問題担当)も務めた。明石氏は中華人民共和国が国連で合法的議席を回復するのも目撃し、中国が被援助国から援助国への役割に転じる過程を目撃し、中国が国連及び国際問題で果す役割が大きくなっていくのを目撃した。

1971年10月25日、国連総会は中華人民共和国の国連における全ての合法的権利の回復という提案を圧倒的多数の賛成で可決した。

「電子スクリーン上に採決結果が表示された瞬間を私は今も覚えている」。明石氏は、当時の情景を思い起こす際、思わず両手を上に挙げた。「会場に熱烈な拍手の音と歓呼の声がわき起こり、アフリカ諸国の代表は躍り上がらんばかりに喜んだ。国連の歴史にも新たな章が開かれた」。

明石氏は国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)事務総長特別代表も務め、国連平和維持活動(PKO)に中国が初めて部隊を派遣するのを目撃した。1992年に中国は国連事務総長の要請に応じて、将兵400人からなる工兵大隊をUNTACに派遣し、PKOに参加した。

「改革開放後、中国は他の途上国への援助の取り組みを強化した。物資・資金支援だけでなく、ノウハウの指導もある。中東問題やアフリカ諸国の問題では、中国は関係国・地域の正当な権益を一貫して支持している」。

中国が一層改革を深化し、開放を拡大することについて、明石氏は「中国の改革開放の方向は正しい。中国が自国の国情に基づき具体的な発展の道と方法を選択すると同時に、他国との積極的な意見交換を重視することを希望する。また、中国が引き続き他の途上国の参考となることを希望する」と述べた。(編集NA)

「人民網日本語版」2018年12月14日

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