健康を損ねる喫煙だが、禁煙は非常に難しい。さまざまな禁煙の方法を試したが、それでも成功していない喫煙者は、それを最も痛感していることだろう。中南大学(湖南省長沙市)湘雅第二病院への22日の取材によると、同病院が「ショートメール禁煙」の被験者を集めて行った研究により、ショートメール禁煙が成功率を倍増させたことが明らかになった。科技日報が伝えた。
同研究の責任者、同病院精神科准教授の廖艶輝氏によると、病院が集めた被験者は2561人で、うち1369人が禁煙の意向を持っていた。病院は12週間の干渉と、12週間の訪問観察を行った。
研究は禁煙の意向を持つ人を高頻度(毎日3−5通のショートメール)と低頻度(毎週3−5通のショートメール)の干渉チームと対照チームに分け、「時点禁煙率」(過去1週間にまったく喫煙しなかった比率)を比較し、次のことを明らかにした。ショートメール禁煙干渉チームは対照チームを大幅に上回り、干渉チームの最高時点の禁煙率は25%以上となった。対照チームの最高は10%前後。
持続的な禁煙率を比較すると、ショートメール禁煙干渉チームは対照チームを大幅に上回った。研究者は24週間持続的に禁煙したと自己報告する被験者に対して、生物学的検証を行い、次のことを発見した。干渉チームの同指標は6%を超えたが、対照チームは2%未満だった。また研究チームが被験者の1年間の訪問観察を行ったところ、干渉チームのうち60人(6.3%)、対照チームの7人(1.7%)が1年間の禁煙に成功しており、前者の効果が後者より優れていることが分かった。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年12月26日
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