世界文化遺産に登録されている莫高窟は来年4月1日より、観光客の個性的な需要を満たすため「観光コース」6ルートを提供することをこのほど明らかにした。新華社が伝えた。
敦煌研究院が発表した最新の「2019年莫高窟入場券執行案」によると、来年4月1日よりオフシーズンとオンシーズン、セットチケットと一般チケットを結びつけ、6ルートを提供する。入場料は50元から238元(1元は約16.02円)、特別価格は20元から148元で、4歳以下は無料となっている。。
敦煌研究院の羅華慶副院長によると、新ルートを作成した共な目的は、観光客の分散化により観光地のプレッシャーを軽減し、敦煌遺産保護事業の持続可能な発展を促進すると同時に、観光客の多様な需要を満たすことだとしている。
羅氏によると、コストパフォーマンスが最も高いのはオフシーズン。オンシーズン(4月1日から11月30日)の場合、8つの洞窟を見学し、映画を2回鑑賞し、4つの博物館をめぐるフルコースで238元となる。オフシーズン(12月1日から翌年3月31日)は12の洞窟を見学し、映画を2回鑑賞し、4つの博物館をめぐるフルコースで140元のため、オンシーズンの6割以下ということになる。
情報によると、莫高窟は実名で入場券を購入し、実名で入場しなければならない。観光客は1カ月前に「莫高窟参観予約網」及び微信(WeChat)公式アカウントで入場券を購入できる。
莫高窟は脆弱であるが、希少価値の高い世界文化遺産であり、中国で最も早く世界文化遺産に登録された。ここには4−14世紀の735の洞窟、4万5000平方メートルの壁画、2000体以上の彩色の塑像がある。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年12月27日
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