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中国製の水中グライダー「海燕」 航続距離の最新記録を樹立

人民網日本語版 2018年12月28日13:21

天津大学によって独自に開発された水中グライダー「海燕」はこれまで「海燕」自身が保持していた中国製水中グライダーで最長となる連続作業時間と航続距離の記録を3619.6キロメートルまで再び更新した。

今回再び最新記録を樹立したのは「海燕-L」長航程水中グライダー(CHC03号)。この型番の「海燕」は国家重点研究開発計画「深海核心技術と装備」といった重点プロジェクトのサポートを受けながら、天津大学及び青島海洋科学・技術試験点国家実験室によって共同で研究開発されている。

天津大学への取材によると、11月下旬、同水中グライダーは中期海上試験を順調に完成させ、南中国海の北部エリアで無事回収された。無故障航行日数は141日間、最大潜水深度は1010メートル、観測した断面の数は734、航続距離が3619.6キロメートルに達し、これまで「海燕」自身が保持していた最長の連続作業時間と航続距離の記録を再度更新した。今年前半期、「海燕-L」長航程水中グライダー(CHC03号)は119日間連続航行し、862の断面を観測し、2272.4キロメートルの航行距離に達し、当時の中国製水中グライダーの作業時間と航行距離が最長、観測した断面が最多といった国家記録を樹立していた。

また、2018年に「海燕-X」10000メートル級水中グライダーはマリアナ海溝付近の海域におけるテストをクリアして無事回収された。最大潜水深度は8213メートルに達し、水中グライダー潜水深度の世界記録を樹立した。

青島海洋科学・技術試験ポイント国家実験室と天津大学の探測連合実験室の深海スマート装備チームは国家関係部門のサポートを受け、これまでにすでに、潜水深度200メートル、1000メートル、4000メートル、及び10000メートルの「海燕」の研究開発、生産と技術サービスを提供する能力を備えている。2018年、「海燕」チームは全国の企業12社に計50回にわたる技術サービスを提供し、中国の水中グライダーの海上常態化観測能力の向上に重要なサポートを提供している。(編集HQ)

「人民網日本語版」2018年12月28日

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