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中国「天眼」静音エリア、4月より管理を強化

人民網日本語版 2019年01月23日13:13

貴州省はこのほど中国「天眼」と呼ばれる「口径500メートル球面電波望遠鏡(FAST)電磁波静音エリア保護規則」(以下、同規則)を発表した。中国「天眼」から半径30キロ内の静音エリアに対して、段階的な管理と保護を実施する。4月1日より施行される同規則は従来と比べ、違反行為への罰則を強化し、責任者を明確にしている。科技日報が伝えた。

同規則によると、中国「天眼」静音エリアは中心エリア・中間エリア・周辺エリアに分かれる。電波望遠鏡から半径5キロ内が中心エリア、5-10キロが中間エリア、10-30キロが周辺エリア。

同規則によると、中心エリア内では放送局の設置と使用が禁止される。無線電波を発信する施設の建設と運営が禁止される。無断で携帯電話、デジタルカメラ、タブレットPC、ウエアラブルデバイス、レシーバー、ドローンなどの無線電波発信装置、もしくは電磁波を生む電子製品の持ち込みが禁止される。中間エリア内では動作周波数が68メガヘルツ以上3000メガヘルツ以下で、有効発信強度が100W以上の放送局の設置・使用が禁止される。周辺エリア内で動作周波数が68メガヘルツ以上3000メガヘルツ以下で、有効発信強度が100W以上の放送局を設置・使用する場合、もしくは無線電波を発信する施設を建設・運営する場合は、電磁両立性の分析・論証を行わなければならない。電波望遠鏡の正常な運営に影響を及ぼすことが論証された場合、設置・使用もしくは建設・運営が禁止される。

中国「天眼」は現在まで、73個の高品質候補体と54個のパルサーを発見しており、今年より国の検収を受け、下半期にも正式に使用開始される見通しだ。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年1月23日

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