中国国家統計局の寧吉■局長(■は吉へんに吉)は21日、「中国は世界で最大規模かつ最も成長率の高い中所得者層を擁しており、2017年時点で4億人を上回り、2018年も引き続き増加していくとみられている。消費は中国経済の持続的な安定成長にとって、非常に強力な支えとなっている」と説明した。中国新聞網が伝えた。
国務院新聞弁公室は21日、記者会見を開き、寧局長が2018年の国民経済状況について説明を行い、記者からの質問に答えた。
寧局長は、「中国は世界で最大規模かつ最も成長率の高い中所得者層を擁しており、2017年時点で4億人を上回った。2018年の概算によると、この数値はさらに増加していくとみられている」説明。
「中所得者層」の基準に関する質問に対し、寧局長は、「中国の典型的な3人家族の年収は10万元(1元は約16.1円)から50万元のゾーンにある。中国には中所得者層が4億人、1億4千万世帯あり、自家用車や住宅の購入、休暇中の旅行に出る消費力を備えている。このような情勢から、彼らの消費は、中国経済の持続的な安定成長に対する非常に強い支えとなっている」と答えた。
また、寧局長は、「中所得者層4億人のほか、高所得者層や中・低所得者層の数も少なくない。国民所得の増加、消費環境の改善、製品の品質向上はいずれも、強大な国内市場の形成を促進し、中国の消費潜在力のさらなる拡大に一役買っている。これは、極めて大きな潜在力といえよう」と続けた。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年1月23日
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