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日露首脳会談 安倍首相は「2島引き渡し」提案か

人民網日本語版 2019年01月23日10:14

シンガポール紙「聯合早報」によると、日本の安倍晋三首相は21日にモスクワへ向けて出発した。22日にロシアのプーチン大統領と会談し、日露平和条約締結に向けた基本姿勢を示す。日本メディアによると、安倍政権は「北方四島」(ロシア名:南クリル諸島)の全てを獲得するという譲れぬ一線を改め、小さな歯舞・色丹両島の引き渡しのみを求める。中国新聞網が伝えた。

NHKなど日本の主要メディアは21日、日本政府関係筋の話として、安倍首相はロシア側が色丹島と歯舞群島さえ引き渡せば、日露平和条約を締結する方針だと報じた。

だが先週の日露外相会談で、ロシアのラブロフ外相は「南クリル諸島がロシアの主権下にあることを含む第2次大戦の結果」を認めるよう日本側に要求した。

「4島」を求めれば交渉が暗礁に乗り上げるのは必至なため、「2島」で進めるしかないことを安倍政権はよく分かっているというのが、NHKの分析だ。

安倍首相の当初の構想は、色丹と歯舞の返還後、改めて択捉・国後両島を目指すという「2島先行返還」による解決だった。

安倍首相は21日の出発前「戦後70年間解決されなかった課題であり、一気に解決するのは当然容易ではない。私は時間をかけてプーチン大統領と話し合い、平和条約締結をできるだけ進展させたい」と述べた。

日本は1956年の日ソ共同宣言によって、ソ連と国交を回復した。同宣言は、両国は引き続き平和条約交渉を行い、条約締結後にソ連は歯舞・色丹両島を日本に引き渡すとした。だが日本側はその後主張を変え、国後・択捉両島を含む「4島」返還を求めるようになった。日本側のこの主張によって、交渉は膠着し続けてきた。(編集NA)

「人民網日本語版」2019年1月23日

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