小柳行史さん「フリーマーケットで環境教育」 (2)

人民網日本語版 2019年06月18日15:57

小柳隊員

フリーマーケット

これまで農場でフリーマーケットを開催したことはありません。よって、まずは同僚にフリーマーケットの意義や日本での環境教育の方法を伝えることから始めました。単に物品を交換するだけでなく、再利用の意義を伝えて大量消費を見直すきっかけとなるよう、同僚や今回のイベントに協力してくれた協力隊員達と何度も会議を重ね当日のプログラム内容を作り上げました。

1番苦労した点は集客です。イベントの意義をどう伝え来場してもらうか、試行錯誤を繰り返しました。SNSを使って同僚に発信をしてもらったり、自分でも周辺住民に呼びかけたり。最初は反応があまりなく不安で一杯でしたが、開催が近づくにつれて徐々に参加するという人が増えていきました。

3月3日イベント当日、幸い天候にも恵まれ、150人もの農場の会員、四川大学の学生、付近の住民が来場してくれました。

フリーマーケットのほか、有機栽培畑、酵素?牛糞堆肥制作場の見学、私達JICA青年海外協力隊によるダンス、現役の小学校教諭である渡部隊員による日本の食育?学校教育についての講義、ごみをリサイクルして作ったおもちゃや小物入れの展示体験などを行い、子供から大人まで皆に楽しんでいただけるイベントとなりました。また、会場には分別用のごみ箱を設置し、参加者自身にゴミ分別を体験してもらいました。

イベントの反響は大きく、イベント終了後、来場者のSNSを見たという複数の方から問い合わせをいただきました。

更にうれしいことに、今回の活動を通して農場でも変化が起きました。同僚に、「農場のごみ分類を一層推進するために、資源回収場を整理して他の職員達にも環境教育をしてほしいと」依頼されたのです。

今後もさらに環境問題を身近に考えれるイベント等を行っていければと思います。

(青年海外協力隊 小柳行史 北京地球村派遣 環境教育)

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隊員が設置した配属先の資源回収場

エビカニックスで会場を盛り上げる隊員

「人民網日本語版」2019年6月18日

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