公演では400立方メートルの本物の砂が12メートルの高さから流れ落ちてくる幻想的なシーンが繰り広げられる(撮影・楊艶敏)。 |
中国国内初の「砂を使った舞台劇」となる歴史舞台劇「回道張掖」が甘粛省張掖丹霞口で上演された。同舞台劇で使用されている流砂装置や鳥型の昇降装置、前後傾斜大型昇降装置などはいずれも中国国内で初めて作られた舞台装置で、天変地異や蜃気楼、雷雨といったシーンをリアルに再現し、虚構と現実を組み合わせた演出手法で、壮観な没入型舞台体験を創り上げている。俳優たちは砂にまみれて熱演し、甲冑姿の戦士たちが戦いを繰り広げるシーンやゴビ砂漠のシーンが観客を圧倒する。劇場の舞台は西北エリア特有の黄金色のパノラマ立体空間へと変貌し、観客はまるでそのシーンや舞台上の俳優たちのなかに没入したように感じ、今と昔をタイムスリップするような感覚に襲われる。中国新聞網が伝えた。(編集TG)
「人民網日本語版」2019年8月1日