5G端末新体験 バッテリーの持続時間や放熱性能でブレークスルー (3)

人民網日本語版 2019年10月31日16:36

3つ目は、5G端末内部の空間利用だ。秦氏は、「5G端末がカバーしなければならない通信モジュールと周波数は多く、まるで4世代同居家族のように、5G、4G、3G、2Gをカバーすると同時に、ブルートゥース、WiFi、GPS、北斗ナビゲーション、FMラジオなどのモジュールにも対応しなければならず、そのために部品が目に見えて増加した」と説明した。

端末の体積には限りがあり、これほど多種類のアンテナやモジュールをどうやって端末に詰め込めばよいのか。秦氏は、「技術者は『3D折りたたみ技術』を応用し、端末のサイズは変えずに、空間の利用効率を高め、より多くの部品を搭載することを可能にした」と述べた。

4つ目の技術的挑戦は、端末のアンテナの設計だ。秦氏は、「端末のアンテナは多ければ多いほどよいというものではなく、適切な数がベストだ。私たちはアンテナ設計で複数の周波数のアンテナの多重化技術を採用し、4Gと5Gのアンテナを共有とし、アンテナの数を減らした。vivoのアンテナ技術者は5Gに向けてアンテナを側面に設置する設計、アンテナ間結合技術といった画期的ソリューションを打ち出し、信号が着実に届くよう保障した」と述べた。

最後は最も頭を悩ます点といえる、5G端末のプロトコルテストだ。秦氏は、「どの端末のソフトウェア・ハードウェアのバージョンが誕生する時にも、設計と実験を何度も繰り返す必要がある。端末の通信プロセスでは、端末の電源を入れる、サイトにアクセスする、ゲームをするなどの各種操作が必要で、そのためにテストをくぐり抜ける必要がある。5G通信プロトコルには1万ページを超える技術報告書があり、これらのプロトコルの正確性は、テストを繰り返して確認する必要がある」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年10月31日

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