中国の水文観測所、12万1千カ所に

人民網日本語版 2020年01月21日10:18

中国水利部(省)は17日午前、「経済社会の発展を支える水文」に関する記者会見を開催し、中国における水文事業発展の基本的状況と経済社会の発展における水文が果たす重要な役割について紹介した。水利部水文司の蔡建元・司長は、「現時点で、全国の水文情報提供地点は約11万カ所に上り、洪水対策の対象となっている5千本以上の中・小河川をカバーしている」と紹介した。北京青年報が伝えた。

蔡司長は、記者会見において、次の通り述べた。

「全国の主要河川170本に設けられた約1700カ所の水文所と重点大型ダムが、洪水警報の成果を取りまとめ、発表することが可能となった。全国にある6カ所の流域機関と20省(自治区・直轄市)は、水文気象警報発表管理規則を発表し、主要河川約700本の重要断面による警報指標を制定した。これにより、市民の防災・リスク回避意識を効果的に引き上げ、災害による損失を軽減した」。

「中国には今や、空間的分布がほぼ合理的で、観測項目がほぼ整った、観測所の機能がほぼ完備された水文観測所ネットワークがほぼ確立され、大きな川とその主要支流や洪水対策の対象となっている中・小河川における水文観測の全面的カバーを実現した。新中国成立初期にはわずか353カ所だった水文観測所は、12万1千か所まで増加した。うち国家基本水文観測所は3154カ所、地表水水質観測所は1万4286カ所、地下水水質観測所は2万6550カ所で、水文観測所ネットワークの全体密度は、中等先進国のレベルに達している」。(編集KM)

「人民網日本語版」2020年1月21日

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