日本で欠かせない存在の防災食 一番おいしくて人気なのは?

人民網日本語版 2020年03月13日11:32

日本では地震や台風、洪水などの自然災害がしばしば発生することから、日本人の防災意識は高く、防災の知識も豊富だ。どの家でも「防災食」を常備し、もしもの時に備えている。「環球時報」が伝えた。

筆者が東京に来たばかりの頃、借りようとしていた部屋に大家さんが非常用持ち出し袋と非常食、それから非常用飲用水数本を前もって準備しているのを見て、不思議に思ったことを覚えている。その後、学校で実施された「防災訓練」に参加して、こうした防災物資の重要性を理解した。災害が発生すれば、交通は麻痺し、スーパーやコンビニでは食料品をいつも通りに供給できなくなる。水道、電気、ガスなどのライフラインも止まれば、基本的な生活を維持することが困難になる。

日本の地方自治体や機関・団体などが防災倉庫を設置するケースが多く、災害が起こると、倉庫を開けて貯蔵していた物資を人々に支給する。2019年に勢力の強い台風が東京を襲った時、筆者は友人と近所の区役所に避難し、カンパンと缶詰を支給された。

大規模な災害が発生すると、政府備蓄の防災食は支給が遅れることもあるため、日本政府は人々に自分の家にあらかじめ防災食を準備しておくよう呼びかけている。また日本には防災食を紹介したり、合理的な準備の知識を伝えたりするウェイブサイトがたくさんあり、準備の必要性から、どこで買うか、どれくらい買うか、おすすめリストまで、詳しく知ることができる。災害に見舞われた時には、温かい食事を取ることができ、栄養のバランスと健康が保証されることが何よりも重要なのだ。

日本の農林水産省は「災害時に備えた食品ストックガイド」を作成し、食品の家庭備蓄のアイディアとストックのリストを詳しく紹介している。1週間分以上の備蓄が望ましく、1人1日およそ3リットルの水が必要という。このほか米2キログラムを2-3袋、カップ麺6-7個、ビスケット、魚の缶詰、レトルト食品などを備蓄するようアドバイスしている。

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