「トイレットペーパーに依存する」日本人 (2)

人民網日本語版 2020年03月18日10:57
「トイレットペーパーに依存する」日本人
空になったトイレットペーパーの棚。(撮影:宋瑩)

衛生紙製品は種類豊富

日本人は潔癖で、非常にきれい好きで、トイレットペーパーで家の中にあるものを拭く習慣がある。日本を旅行した観光客が気づくのは、公共の衛生空間には予備のトイレットペーパーがたくさん置いてあり、紙がなくて困ることがないことだ。日本のショッピングセンター、地下鉄、観光スポットなどの公共空間にあるトイレは基本的にスマート化を実現し、洋式便座を設置するところが多い。清潔さを保証するため、スマート便座に自動消臭抗菌機能が備わるほか、公衆トイレには除菌クリーナーや除菌ペーパーが用意され、利用者はまずトイレットペーパーに適量の除菌クリーナーを取って、便座を拭いてから用を足す。

日本の衛生紙製品にはいろいろな種類がある。よく見かけるトイレットペーパー、ティッシュペーパーだけでなく、キッチンペーパーには除菌機能、油汚れを取る機能、キッチンのにおいを消す機能などが備わるものがある。トイレ用シートにも除菌・消毒機能や消臭機能のものがある。お掃除シートはモップに取り付けて部屋を掃除するもので、掃除後の部屋にはよい香りが漂う……

日本人がなぜこれほど衛生紙製品を使用するのか。よく言われるのは、日本人は肌の角質層が薄いということで、特に女児は肌を守るため、柔らかいティッシュを選ぶのだという。また花粉の季節になると、花粉症の人は涙やくしゃみがよく出るため、ティッシュ需要がさらに大きくなる。除菌効果のある花粉症専用のティッシュは特に人気が高い。

日本には「ティッシュ配りの文化」がある。商店街や地下鉄駅の近くなどで、ユニフォームや人形のような可愛い服装をした配布スタッフが無料でポケットティッシュを配っているのをよく見かける。日本独特の風景だ。筆者は初めてティッシュ配りに遭遇したとき、「どうしてこんなことがあり得るのか」と不思議だったが、受け取って見てみると、ティッシュの袋にはさまざまな広告が印刷されていた。無料ではあるが、紙の質は非常によく、軽くて持ち運びに便利、包装もきれいで可愛らしい。化粧直し、汗を拭く、手を拭くと、何にでも使える。また日本には、「とりあえずティッシュを準備する」という習慣がある。何を置くか、ティッシュが必要になるかどうかはわからなくても、事前にティッシュさえ準備しておけば安心、ということだ。外国人には理解しにくいことかもしれないが、多くの日本人にとってティッシュは常識だ。また東京では基本的にティッシュのない状況はないと言っても、少しも誇張ではない。ショッピングセンター、スーパー、地下鉄駅のトイレには、だれでも使えるペーパータオルが備え付けてある。

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