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| 空になったトイレットペーパーの棚。(撮影:宋瑩) |
クリエイティビティあふれる衛生用紙製品
日本人が衛生用紙製品で発揮するクリエイティビティは無限だ。トイレットペーパーなら、よくある白いものだけでなく、バラなど花模様をプリントしたものをよく見かける。花の香りもついており、使う時は心地よく感じる。創意工夫に富んだ折り方を教えるものもあり、手順にしたがって折っていくとハートや鶴などになる。小熊や兎、戦隊ヒーローなどのキャラクターをプリントしたものは、子どもに喜ばれる。知識型もあり、インフルエンザ対策が書かれたもの、地震や台風などの科学知識が印刷されたものがあり、実用性が高く、用を足す短い時間に知識を得ることができる。恐怖を味わうトイレットペーパーもあり、日本の恐怖小説の名手である鈴木光司氏が書き下ろした小説をプリントした「鈴木光司のトイレで読む体感ホラー ドロップ」は、パッケージからしてすでに身の毛もよだつ怖さだ。このほか楽譜を印刷した音楽好きのためのトイレットペーパー、有名漫画家の手塚治虫氏の名作「ブラックジャック」の台詞をプリントしたトイレットペーパーなどもある。
日本人はティッシュも非常に重視する。トイレットペーパーやキッチンペーパーなどと比べ、ティッシュにはより高品質の材料が使用され、種類も非常に豊富だ。日本のティッシュはとても柔らかい。花粉の季節になると、花粉症の人は鼻がむずむずする、かゆくなる、鼻水が出るなどの症状に悩まされるので、柔らかいティッシュやできるだけ刺激のないティッシュが必要になる。ここ数年は、保湿効果のあるティッシュが人気だ。
日本の衛生紙製品の品質は高く、海外からの観光客がティッシュを家への土産にするケースも多い。日本人の多くはティッシュを買い置きする習慣があり、特に箱入りのティッシュは普段、汗を拭いたり化粧を落としたりするのに使うだけでなく、時にはトイレットペーパー代わりにもなる。こうしたわけで、ティッシュは重要な防災物資として家に備蓄されることにもなる。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年3月18日
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