「思い出の隣の席の君」
ディクテーションの授業の時にはいつも「君が頼りだ!」って言われてたなあ。
夏、昼寝をする時に、ずっと仰いで風を送ってくれたっけ…
隣の席になったばかりの頃はお互いに嫌だったけど、次に先生が席替えするって言った時は、「先生が別の席に行けと言っても行かない!」って大泣きしてたな。
いろんな物語や笑い話を聞かせてくれた。毎日笑わせてくれて楽しかったな。もうすぐ放課後になる頃には、いつも沈んでいく夕日のなかで彼が話してくれる物語の世界に浸ってた…
「思い出したくない隣の席の君」
いつも男子のご飯を奪って食べるような女子だった。
隣の席の子は、私の鞋紐をこっそり机の脚に縛り付けてばかりいたな。
隣の席の子、なんでいつも私が寝ている間にマーカーで私の爪にマニキュアみたいに色を塗ってたんだろう??
「隣の席の君」なんていない
うちの学校はなんで男女同席じゃなかったんだ!
異性どうしで同じ席になったことない!!!
いつも最後列に1人で座って、黒板を消す係だった。
(編集AK)
「人民網日本語版」2020年5月13日