国家エネルギー局がこのほど発表した「2020年度全国再生可能エネルギー電力発展モニタリング評価報告書」によると、20年の全国の再生可能エネルギー電力の実際の消費量は2兆1613億kWhで、社会全体の電力消費量に占める割合が前年比1.3ポイント増の28.8%にのぼった。全国の非水力発電再生可能エネルギー電力の消費量は8562億kWhで、社会全体の電力消費量に占める割合が1.2ポイント増の11.4%にのぼった。人民日報が伝えた。
クリーンエネルギー利用目標の達成状況について、20年の全国平均風力発電利用率は97%で、同年の目標を2ポイント上回った。全国平均太陽光発電利用率は98%で同年の目標を3ポイント上回った。全国主要流域水力利用率は97%で同年の目標を2ポイント近く上回った。
国家エネルギー局の章建華局長は、このほど開催された2021年国際エネルギー変革対話大会において、「20年中国の非化石エネルギーが一次エネルギー消費量に占める割合は15.9%と、世界の平均水準に達した。石炭消費が占める割合は56.8%に低下した。クリーンエネルギー供給能力が持続的に向上し、水力発電、風力発電、太陽光発電、建設中の原発の設備容量などの各種指標で世界一を維持した。20年末時点でクリーンエネルギー発電設備容量が10億8300万kWにのぼり、総設備容量に占める割合が50%に迫った。中国はエネルギーのグリーンで低炭素なモデル転換を力強く推進しており、二酸化炭素排出強度の低下の加速を力強く支えている。20年の炭素排出強度は2005年より48.4%低下した」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年7月8日