多くのネットユーザーに感動をもたらした2020年に湖北省武漢市で撮影された、防護服姿の医師とベッドに横たわった患者が、一緒に夕日を眺め、はるか彼方を指している「最も美しい夕日」の写真を覚えているだろうか?中央テレビニュースが報じた。
写真に写るベッドに横たわっていた王欣さんが今月6日、一緒に夕日を眺めていた防護服姿の上海復旦大学附属中山病院の劉凱医師と、ビデオ通話で「再会」した。「君たちはきっと忙しいでしょう。医療従事者にとって今は一番忙しい時だろうけど、皆さんに是非また会いたい!武漢から応援していますよ!」とエールを送った。
王さんのエールを聞いた劉医師は、「今は一番大変な時だか、いつかは必ず終わる。一緒に頑張りましょう。上海がんばれ!」と答えた。
この「最も美しい夕日」の「続編」に、ネットユーザーから、「美しいのは夕日だけでない。これは、輝かしい人と人のつながりだ。王さんも、医療従事者も健康で、無事でありますように!」という無事を祈るメッセージが寄せられている。
2020年に一緒に夕日を見た王さんと劉医師
王さんと劉医師が2020年に出会った時、武漢市では新型コロナウイルス感染拡大が深刻だった。当時、上海市が派遣した湖北省支援医療チームのメンバーだった劉医師は、患者の王さんをCT撮影のために移動させる途中で、入院して約1ヶ月になる王さんに久しぶりに夕焼けを見せてあげようと立ち止まった。
同年3月末、中山病院の医療チームが上海に戻る前に王さんは、バイオリンを弾いて見送り、心を込めて治療してくれた医師に感謝を示した。
同年4月、回復して退院した王さんは、「僕に新しい命をくれた医療従事者に感謝している」と、喜びのあまり涙を流した。そして、劉医師に電話して、「全てが順調」と伝えた。
その後、同年9月、王さんと劉医師はまた同じ場所で再会して、一緒に夕日を眺めた。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年4月7日