中国の科学調査隊、フフシルで珍しい「赤い山脈」を発見

人民網日本語版 2022年07月19日11:01

ドローンで撮影された「赤い山脈」。(撮影・張龍)

青蔵高原(チベット高原)に位置する可可西里(フフシル)は、中国最大の無人地帯だ。現在行われている中国地質大学(武漢)長江源科学調査活動において、科学調査隊はフフシルで現地としては珍しい大規模な「赤い山脈」を発見した。この特殊な地質現象の発見は、チベット高原の隆起プロセスの科学研究を深めるのに役立つ。新華社が伝えた。

この「赤い山脈」はフフシル盆地中部に位置する。赤褐色の山体はフフシルの夏の緑の草原において非常に際立つ。山体の地層がくっきりしており、幾重にも重なり合っている。山脈は東西に連なり、両側の斜面が非対称で、南側が険しく北側がなだらかだ。地層の断面はむき出しで、チベット高原の壮観な古代地質遺跡となっている。

科学調査隊員で、中国地質大学(武漢)地球科学学院准教授の申添毅氏によると、フフシル盆地のこれらの「赤い山脈」は主に今から7000万年以上前から3000万年前までの白亜紀後期から古第三紀に形成された。むき出しになっている赤色の地層は南北の幅が160キロメートル超で、東西に600キロメートル近く連なっている。その露出面積の広さは中国では珍しい。

岩石の特徴を調べる申添毅氏。(撮影・張龍)

この「赤い山脈」は唐古拉(タングラ)山の赤レンガ色、赤紫色の岩石が風化、侵食を受けた後に河川によりフフシル盆地に運ばれ沈積したものだ。その後さらに地質構造の運動により地上に露出し、現在の地形になった。

地質研究によると、今から3000万年以上前のフフシルは標高が低く、大型湖沼の状態だった。その後チベット高原が隆起するにつれ、フフシルも隆起し山の間の盆地を形成した。科学調査隊によると、フフシルの「赤い山脈」はフフシルの大型の「ジオパーク」になる可能性がある上、そこに含まれる豊富な地質情報はチベット高原の隆起プロセスと密接に関わっており、チベット高原の変化の研究を深めるための重要なサポートも提供する。(編集YF)

「人民網日本語版」2022年7月19日

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