国際鉄道連合(UIC)はこのほど、中国が議長を務め制定した「高速鉄道インフラ設計」基準と「高速鉄道電気供給設計」基準を発表、実施した。2つの基準は、関連分野における初の国際鉄道基準となった。UICは鉄道業界において最も影響力のある国際的な基準の確立をサポートする機関だ。今回発表された2つの基準は、中国国鉄集団の専門家が議長を務めて、フランスやドイツ、日本、スペイン、イタリアといった20ヶ国の専門家が4年かけて制定した。中央テレビニュースが報じた。
2つの基準は、世界の高速鉄道設計の成功例やシステムインテグレーションの先進技術を総括し、それを基礎にして、中国高速鉄道の全体的な設計コンセプトを採用し、中国の高速鉄道の基礎となっている重要指標を取り入れ、UIC高速鉄道の全体的な設計、路線、路床、橋、トンネル、レール、駅、高速列車の運用・整備施設、メンテナンス施設、総合セキュリティ、遠隔制御システムといった分野の設計コンセプト、カギとなるパラメーター、技術基準を確立している。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年7月19日