上海の学校が新学期 小中高生・幼稚園児220万人が久々の登校

人民網日本語版 2022年09月01日14:18

9月1日、上海の小中高生約165万人と、幼稚園児55万人が新学期を迎えた。新型コロナウイルス感染拡大の影響と夏休みで、数ヶ月間、登校・登園できていなかったため、教師や児童・生徒、保護者はこの日を満面の笑みで迎えていた。子供たちの楽しげな声や笑い声で、学校内にもにぎやかさが戻った。文匯網が報じた。

早朝7時半ごろ、上海市第一師範学校附属小学校(分校)には登校する小学生らの姿があった。

「写真を撮ってから学校に入って!」。校門の前では、多くの保護者が子供たちの登校を記念して、写真を撮影していた。

娘が9月から小学2年生になったという女性・湯さんは、「ついに登校できて本当にうれしい。娘は同級生と会えるのをとても楽しみにしていて、朝6時過ぎに起きて荷物をまとめ、早く学校に行こうと言っていた。新学期、娘には楽しく勉強し、遊んでほしい」と話していた。

徐匯区の高安路第一小学校(華展校)の校門には、到着した児童が手を消毒し、体温を測ってから入ることができるレーンが設置されていた。児童らは教師の案内の下、通い慣れた校内へと入っていった。

この特別な瞬間を写真に収めようと、多くの保護者が校門の前で子供たちにカメラを向けていた。ある小学校2年生の児童の保護者は取材に対して、「また登校できる日を待ちわびていた。子供がオンライン授業から対面授業へスムーズに切り換えることができるよう願っている」と話していた。

上海市古美学校では、校舎の入口のホールに設置された机の上に真っ赤な「巻物」が広げられ、古代の行事「開筆礼」のように、これから勉強して知恵を身に着ける決意を示そうと、登校した児童らがそこに新学期の目標を書き込んでいた。(編集KN)

「人民網日本語版」2022年9月1日

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