中国の複数の地域が婚姻統計を発表 平均年齢は30歳以上で「姉さん女房」が増加

人民網日本語版 2023年02月10日10:58

江蘇省常州市や浙江省杭州市、安徽省蚌埠市、江蘇省揚州市などの民政当局がこのほど、2022年度の婚姻ビッグデータを発表した。

浙江省杭州市民政局によると、2022年、杭州市の婚姻件数は6万5315組だった。その内訳は、中国大陸部の住民が6万5109組、香港・澳門(マカオ)特別行政区、台湾地区、華僑、外国人との婚姻が206組だった。前年比で5488組増(9.2%増)と、ここ4年で最多を記録した。一方、離婚件数は1万7027組で、前年比で412組増(2.5%増)だった。再婚件数は4234組だった。

江蘇省常州市の昨年の婚姻件数は2万1438組、離婚件数は6971組だった。2021年と比べると、婚姻件数は289組減少したのに対して、離婚件数は298組増加していた。全体的には、同市の婚姻状況は比較的安定していた。

安徽省蚌埠市の昨年の婚姻件数は1万8584組だった。離婚届提出の予約件数は1万3588組だったのに対して、実際の離婚件数は7284組だった。

江蘇省揚州市の2022年の婚姻件数は2万3890組だったのに対して、離婚件数は6286組だった。前年と比べると、婚姻件数は1418組減とやや減少したのに対して、離婚件数は増加に転じた。

結婚した男女の平均年齢はいずれも30歳以上

2022年、杭州市の男性の平均初婚年齢は28.8歳、女性は27.5歳と、2021年と比べて男性が0.3歳、女性が0.4歳上昇した。婚姻届を提出した男女の平均年齢は、男性31.7歳、女性30歳と、2021年と横ばいだった。

2022年、常州市で婚姻届を出した男女の年齢層を見ると、25-29歳が主力で、次に多かったのが30―34歳だった。婚姻届を提出した男女の平均年齢は31.05歳。男女別では、男性が平均31.76歳、女性が30.34歳だった。初婚平均年齢は27.58歳で、男女別では、男性が平均28.28歳、女性が平均26.82歳だった。再婚の平均年齢は40.09歳で、男女別では男性が平均42.15歳、女性が平均38.6歳だった。

2022年、揚州市で婚姻届を提出した男女の平均年齢は30.27歳だった。うち、25-29歳が占める割合は男性が33.5%、女性が31.5%と、男女ともにその割合が一番高かった。

結婚した人の数が女性の方が多い年齢層は24歳以下

常州市の統計によると、2022年に婚姻届を提出した男女のうち、24歳以下の女性が3423人、男性が1752人で、同年齢層における男女の数の差が最も大きかった。他の年齢層を見ると、全て男性が女性を上回っており、うち、その差が最も大きかったのは30-34歳で、男性が4409人、女性が3550人となっている。

統計によると、常州市で離婚届を出した男女が最も多かった年齢層は30-34歳。男女別では、男性が1840人と、離婚届を出した男性全体の26.4%を占めた。女性は1939人で、全体の27.82%を占めた。

「姉さん女房」の割合が上昇続ける

杭州市民政局の結婚する男女の年の差に関する統計によると、男性が1‐4歳年上というパターンが主流となっている。2022年に結婚した夫婦のうち、男性が年上のパターンが2万8674人と、結婚した男性全体の43.9%を占めた。同い年のパターンは1万1759組で、全体の18%を占めた。

一方、女性が1-4歳年上のパターンは1万2612人で、結婚した女性全体の19.31%を占めた。これまでの杭州市の婚姻件数統計を見ると、「姉さん女房」のパターンが2020年1万827組、2021年が1万1427組だった。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年2月10日

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