夜を徹して救助活動続ける中国救援隊、生存者を次々救助

人民網日本語版 2023年02月10日16:52

トルコ現地時間2月9日夜8時、現地で捜索活動に参加していた中国救援隊と現地の救助チームは、倒壊した7階建ての建物から生き埋めになっていた20代の女性を無事救助した。

救助隊員が現地時間午後5時頃に発見した時、その女性はまだしっかりと会話することができる状態だったという。その後、中国とトルコの救助隊員が2時間以上かけて、女性の救助に成功。女性はすぐに病院に移送されて治療を受けている。救助された時点で、地震発生からすでに80時間以上が経過していた。これは被災地で30時間以上にわたり連続で救助活動を行っていた中国救援隊が救助した3人目の生存者となった。

1人目は現地時間9日午前1時半のことで、トルコハタイ県アンタキヤで倒壊した8階建ての建物から妊婦を救助。2人目は同日午後4時頃で、倒壊した建物から生き埋めになっていた女性を救助した。

また夜を徹して救助活動を展開している中国の民間緊急救助チームの公羊救援隊も現地時間9日午前9時頃、男性1人と子供1人を救助した。また同日午後1時半には、同救援隊はトルコ陸軍の救助チームと共に、ベレンで倒壊した民家から大人2人、子供3人の一家を救助した。

生死を分けるタイムリミットとされる「72時間」はすでに過ぎているものの、救助活動は現在も続けられている。多くの国が共に懸命に救助活動を続けている中、さらなる「奇跡」が起こって欲しいものだ。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年2月10日

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