中国開発のドローンと潜水機の革新的融合となる「同済飛魚」が登場

人民網日本語版 2023年02月10日16:55

画像提供・同済大学

このほど「TJ-FlyingFish(同済飛魚)」と名付けられた水陸両用飛行装置のプロトタイプが、「ニュー・サイエンティスト」や北米の「ニュー・アトラス」をはじめとする国際的学術誌によって取り上げられた。これは中国の同済大学上海自主スマート自動システム科学センター(以下、科学センター)、全国重点実験室、香港中文大学のチームが共同開発したイノベーション成果だ。

水陸両用の飛行装置である「同済飛魚」は、水と空気と2種類の媒質の中で自由に切り替えることができ、6分間のホバリング(空中停止)と約40分間の水中巡航が可能だ。水陸2種類の自動システムの間で代替ができない通信のノードの役割を果たすことや情報の融合・共有を強化することができる上、水陸にまたがった探査、リモートセンシング、災害救助などのシーンでの独立した応用も可能だ。

「同済飛魚」はさらに科学センターが開発した「海鰻」と「大力水手」のソフトロボットなどのシリーズスマートデバイスと「強力なタッグを組む」こともでき、中国の海洋の安全や資源探査といった重要戦略及び重要ニーズを支えるものになると期待される。(編集KS)

「人民網日本語版」2023年2月10日

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