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日本漫画家・大友克洋氏の漫画作品
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■参考か?それともパクリか?
このようなやり方は完全な意味でのパクリとは言えないとあるネットユーザーは主張する。「個人的にはこれはアイデアを参考にした程度だと思う。参考にするというのは、他人の作品から自分のインスピレーションを引き出し、さらに自分の作品を作ることである。もし他人のアイデアそのままならば、それはパクリとなる」という。しかし、このネットユーザーは「参考にすることと、パクリであることの境界線は曖昧である」と指摘する。「法律の問題については専門家でないのでわからないが、「致青春」のポスターは漫画作品のアイデアを発展させたものではあるが、しかし一目で漫画のアイデアであることはわかる。人物のイメージや小道具を換えてはいるが、他人のアイデアをコピーしたものではある」と語る。顧群業教授によると、「アイデアという視点からみれば、これは紛れもないコピー作品だ」と語る。
しかし、中国映画のポスターと外国映画のポスターや絵画作品がそっくりであることはこれまでにも多く見られた。例えば姜文(ジャン・ウェン)主演・監督の「さらば復讐の狼たちよ」(原題:譲子弾飛/2010)や「将愛情進行到底」(2011)、「コール・フォー・ラブ」(原題:愛情呼叫転移2/2007)などもすべて外国映画のポスターにそっくりだとネットユーザーからは批判されていた。ネットユーザーが言うように、「パクリやコピー」と「参考」の間にははっきりとした境界線がない上に、ポスターデザインを比較的重視している国内の配給会社が今までにポスターの模倣により訴えられた例もないため、中国ではポスターが何かにそっくりな状況はすでに何ら珍しくない現象となっている。「この件は、映画そのものに対してさほど大きな影響は与えない」と指摘するネットユーザーもいる。(編集MZ)
●女へんに冊
「人民網日本語版」2013年5月6日
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