中国でお正月映画が続々封切 熾烈な競争を勝ち抜くのは?
春節(旧正月、今年は1月31日)を間近に控え、お正月映画が続々と封切られ、興業収入をめぐる競争が繰り広げられている。そんな中、話題の映画の公開日が続々と発表。その内容は、青春、ラブストーリー、親子愛、コメディなど様々だ。京華時報が報じた。
1月21日、劇場版「熊出没」
中国の人気アニメ「熊出没」の3D劇場版「Boonie Bears: To the Rescue!(原題:熊出没之奪宝熊兵)」が来年1月21日に封切られる。制作会社「深セン華強数字動漫」が最近公開した同作品のポスターには、新キャラクターである女の子「ドゥドゥ(=くちへんに都)」も登場している。そして、ストーリーも「ドゥドゥ」を中心に展開。森に住む熊の兄弟の「熊大」と「熊二」、さらに普段は森林を伐採しようとし、熊大らに追い払われている人間「光頭強」がなぜか手を組み、「ドゥドゥ」を守る姿を描いている。今回初の映画化となった「熊出没」は今後、中国の超人気アニメ「喜羊羊与灰太狼」の劇場版などと激しい競争を展開することになる。制作者は、「見所満載の斬新なストーリーとなっており、子供だけでなく大人も楽しめる」と自信を見せている。
1月31日、映画版「パパ、どこ行くの?」
人気タレントが息子や娘と一緒に出演するリアルバラエティ番組「パパ、どこ行くの?」はこのほど、同番組の映画版のロケ地となった広東省広州市の動物園、「長隆野生動物」でプレゼンテーションを行い、来年の春節に当たる1月31日に封切ることを発表した。同作品でプロデューサーを務めた、映画監督の騰華涛氏は、「パパと子供たちが動物園で『究極の任務』に挑戦する」と宣伝している。映画監督の王岳倫の愛娘Angela(王詩齢)ちゃんがコアラを抱く姿や早朝にキリンが窓の前を通り過ぎていく様子、ゴリラの鳴き声で子供たちが起きる様子など、萌えるシーンが盛りだくさんの同作品、ロケは既に終了したという。