産業界を対象にした中国最大のゲームサミット「中国ゲーム産業年会(China GIAC)」が26-28日、湖北省武漢市で開催され、2013年、ゲーム市場の販売総額が前年比38%増の830億元(約1兆4110億円)を超えるなど、中国のゲーム産業が引き続き急速な発展を遂げたことが明らかにされた。ゲームアプリ、ブラウザゲーム、モバイルゲームなど、ゲーム市場全体が肩を並べて成長している。人民日報が報じた。
同年会で発表された「2013年中国ゲーム産業報告」によると、同年、ゲーマーの規模も拡大を続け、前年比20.6%増の4億9千万人に達した。市場の主力はゲームアプリで、販売收入額が536億6千万元(約9122億円)と、全体の64.5%を占めた。そのほか、ブラウザゲームの販売収入額は127億7千万元(約2170億円)、モバイルゲームは112億4千万元(約1910億円)、ソーシャルゲームは54億1千万元(約919億円)、コンシューマーゲームは8900万元(約15億1300万円)だった。
しかし、中国国家新聞出版広播電影電視(ラジオ・映画・テレビ)総局の副局長を務める、中国音像・数字出版協会の孫寿山・理事長は、「現在、中国のゲーム界には、クオリティが低い、名作が少ない、盗作が多い、秩序がない、費用対効果だけに重きを置く、社会的責任をおろそかにしているなどの問題が依然として存在しているだけでなく、これらの問題が一層深刻化している」と指摘した。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年12月30日