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プーアル古茶畑・茶文化 世界重要農業文化遺産の保護試験区に

 中国農業部国際協力司、国連食糧農業機関(FAO)、中国科学院地理科学・資源研究所が主催する世界重要農業文化遺産保護試験区の認定式が、2012年9月5日に北京で開かれた。雲南省プーアル古茶畑と茶文化システムが、世界重要農業文化遺産(GIAHS)の保護プロジェクトの試験区に認定された。中国共産党普洱市委員会副書記、市長、GIAHS申請指導チーム長の李小平氏が普洱市を代表し、「世界中洋農業文化遺産保護試験区」の看板を授与された。

 雲南省プーアル古茶畑と茶文化システムは、「世界の茶の源、中国の茶の城、プーアル茶の都」と称される普洱市で生まれた。普洱市の茶畑の総面積は2011年に319万4600ムーに達し、そのうち現代茶畑が143万6600ムー、野生古茶樹群が117万8000ムー、茶樹林が40万ムー、栽培過渡型古茶畑が18万ムーに達し、茶の総生産額が36億1800万元に達し、雲南省の州(市)の中で1位になった。普洱市は樹齢2700年余りの鎮沅県千家寨野生古茶樹、1800年余り前の景邁山1万ムー級人工栽培古茶畑、3540万年前の寛葉機蘭化石を持つ。これらはいずれも、中国・世界の茶樹資源の重要な宝庫であり、「世界の茶の源」と称されている。これらの野生茶樹群は、茶の原産地の生きた化石、茶の生殖質の資源バンク、普洱市の重要な自然・歴史文化遺産だ。普洱市は近年、その優れた資源により「科学普洱」アクションプランを打ち出し、プーアル茶の粉末茶、プーアル茶ゼリーなどの商品を新たに開発し、「帝泊洱」、「帕卡」、「普洱茶蕊」などのブランドを樹立し、名実相伴う「中国の茶の城」になった。歴史学者の考証によると、普洱市は1800年余り前から茶樹を人工栽培していた。唐の時代、プーアル茶はすでに商品としてチベットなどに販売され、明・清の時代に多くが国内外に流通した。普洱市は茶馬古道の源であり、プーアル茶は普洱市から名付けられ、普洱市はプーアル茶によって天下に名を馳せ、「プーアル茶の都」が渾然一体となった。

 「プーアル古茶畑・茶文化システム」は、国連食糧農業機関から重要農業文化遺産(GIAHS)の保護試験区に認定された。これは中華文明の新たな証明、世界農業文化の貴重な宝であり、普洱市の世界を立脚点とし、世界に向けプーアル茶産業を構築し、プーアル茶文化を広める新時代をスタートさせた。普洱市はこの歴史的チャンスをつかみ、茶の産業化・基準化・ブランド化・国際化に向け実質的な一歩を踏み出し、茶産業発展の新構造を形成するため努力する。

 「人民網日本語版」2013年9月

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