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春が徐々に大地に戻り、万象が新たになり始める。
新春を迎え、中華人民共和国の在日本大使館の経済商務処を代表しまして、謹んで、在日中国企業の皆様方や各関係業界の皆様方に心より新春のご挨拶と新年のお慶びを申し上げます。旧年中の我々の活動に対するご支援とご協力、および中日経済貿易関係の発展のためにご尽力くださった皆様に対して心より感謝の意を申し上げます。
2013年は中日関係にとって非常に困難な一年でした。中日経済会の有識者の方々が「中日平和友好条約」締結35周年という節目の年に、両国関係の改善に向けて積極的に尽力してくださったおかげで、中日の実務協力においては復活の兆しが見えました。しかし、双方が新年に向け、さらに一歩進んだ改善関係を如何に進めようかと準備をしていた矢先に、日本の安倍晋三首相が靖国神社参拝したことで、中日関係に致命的打撃を与え、両国の経済貿易関係はさらに厳しい局面に直面することになりました。これに対し、非常に心を痛めております。
歴史は我々に、「中日両国が闘えばアジア全体が衰退し、両国が和すればアジア全体が繁栄する」ということを教えてくれています。現時点での両国関係の苦境は、両国と当地域全体の共同利益に合致しないだけでなく、両国民と国際社会の期待にも合致しないもので、中日間の経済貿易関係に対し、無視できないほどのダメージと困難をもたらすものです。これは、我々の望んでいることではありません。
「馬には乗ってみよ、人には添うてみよ」という諺がありますが、中日関係がたとえどんな逆境にあろうと、我々は未来に対する夢や希望を失ってはいけません。某勢力の誤った行動も、最終的には中日の平和的共存や世代間の友好といった大きな流れを遮ることはできません。中日の各業界有識者の共同の努力の下、両国関係は雪のように溶け、さらに輝かしい明日を迎えることでしょう。
最後に、新しい一年において、皆様方のご健康とご多幸、ますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
中華人民共和国在日本大使館経済商務公使・呂克儉
2014年1月吉日
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