米格付け会社のムーディーズは27日、日本のソニーの社債の格付けを「投機的な水準」に引き下げた。ムーディーズは、ソニーが収益力と信用力を短期間で回復させるのは難しいとしている。人民日報が伝えた。
ムーディーズの格付け報告によると、ソニーの信用格付けおよび長期優先無担保社債の格付けをBaa3からBa1に引き下げ、見通しは「安定的」とした。ムーディーズの説明では、ソニーはテレビ事業の赤字やパソコン事業の低迷が続き、技術や製品のバージョンアップが課題だという。
ソニーは来月6日に昨年12月までの財務報告を発表する予定で、アナリストの間ではソニーが通年の収益予想を再び引き下げるとの見方が一般的だ。
2012年には世界三大格付け会社の一つのフィッチ・レーティングスが、ソニーとパナソニックの格付けを「投機的」に引き下げた。最近になって、もう一つの電器・電子大手シャープの格付けも「投機的」に引き下げられている。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年1月28日