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秦始皇帝陵の考古調査 小型の墓10カ所で悲惨な殉葬を発見

 2014年01月21日17:05
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 40年にわたる調査と発掘により、秦始皇帝陵はこれまでに陪葬坑188カ所が発見されているが、大部分はまだ発掘が行われていない。兵馬俑1、2、3号坑は発掘が進んでいるが、まだ完了していない作業が多くある。墓坑の数が一番集中しているエリアは陵寝(皇帝の墓)内の小型墓園で、「秦始皇帝陵の副葬遺跡」と呼ばれる。
全ての小墓葬の墓道はいずれも真っ直ぐ封土堆(口を封じた盛り土の小山)へ向かっている。発掘調査員は小墓99カ所のうち10カ所を発掘しているが、様々な痕跡から悲惨な殉葬の状態がうかがえるだけでなく、史料に記載されている始皇帝の後宮の妃嬪の陪葬や、秦始皇帝ただ一人が強く崇拝される厳しい身分社会を裏付けている。

 秦始皇帝陵博物院考古部の張衛星副主任によると、墓道を塞ぐ土から様々な数のバラバラに埋葬された人骨が発見されている。若い女性と見られるこれらの骨は揃っておらず、陪葬者が別の場所で殺されてから、墓室内ではなく墓葬の土に簡単に埋められたことを表しており、その行為の残酷さや血腥さがうかがえる。(編集YH)

 「人民網日本語版」2014年1月21日

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