日本の飲料大手のサントリーは13日、136億ドルの現金で米ウイスキー大手のビームを買収すると発表した。買収完了後、サトリーはビームの保有するバーボン・ウイスキーの「ジムビーム」、「メーカーズマーク」などの有名ブランドを獲得し、世界3位のスピリッツ(蒸留酒)メーカーになる。京華時報が伝えた。
◆買収総額は160億ドル
買収計画によると、サントリーは1株83.5ドルの現金で買収を実施する。この価格は、ビームの先週金曜日の終値を25%上回る。ビームの債務を引き受けることを加味すると、今回の買収総額は160億ドルに達することになる。
AP通信は、「サントリーとビームの役員会は買収計画に合意し、今年第2四半期にすべての手続きを終えることになる」と伝えた。
買収完了後、サントリーは世界3位のウイスキーメーカー、5位の純麦ウイスキーメーカーとなり、米国、カナダ、アイルランド、スコットランドの多くのウイスキーブランドを保有することになる。
ビームの持つブランドのうち、知名度が最も高いのはジム・ビームだ。バーボン・ウイスキーは18世紀末にケンタッキー州で誕生し、成分のうちトウモロコシが51%以上含まれる。ジム・ビームはしっかりとした味わいが特長的で、全米および全世界で最も良く売れているバーボン・ウイスキーだ。