北京市で働く会社員の張さんは「注文」をマウスでクリックし、Doveのチョコレート、食品の詰め合わせ、お茶菓子などの年越し用品を四川省の実家宛に送った。張さんは3日後に帰省し、春節(旧正月)の年越しを迎える。張さんは、「帰省した頃には年越し用品も大体届いているはずだ。直接実家まで送れ、便利でリーズナブルだ」と語った。新華網が伝えた。
午年の春節がカウントダウンの時期に入っている。例年と比べ、今年は年越し用品の販売が実店舗からオンラインにも移っており、各大手ECサイトはあの手この手でシェアを確保しようとしている。
中国2位のオンラインショップの京東商城は、「1万点の年越し用品の激安セール」をスローガンにし、ネット通販での年越し用品購入は「便利で気軽で手間が省ける」と宣伝している。サイト内では、「お酒で盛り上がろう」、「食卓にあがる美食」、「愛を伝えよう」、「テレビの前の安らぎのひととき」といったテーマごとに、年越し用品の特設ページが開設され、お菓子、酒類、栄養食品、スキンケア、日用品、家電など、あらゆる商品が販売されている。ある有名店の食品の詰め合わせは、数日内の販売数が約1000件に達していた。この詰め合わせは4種類に分かれているが、全て売り切れとなっている。
食料品を中心的に取り扱うネット通販サイトの1号店も、年越し用品特設ページの目立つ位置に「春節休み返上」というスローガンを掲げ、春節中も通常通りの出荷を約束し、かつ「一定額の購入で送料無料」、「一定額の購入で値引き」などのセールを実施している。記者が淘宝網や蘇寧易購などの各大手ECサイトにアクセスしたところ、いずれもトップページに年越し用品の広告を表示し、さまざまなセール・割引を実施していた。