○中日女子の対戦歴:圧倒的強さを誇る中国
日本女子チームの最大の問題は、中国チームを非常に恐れていることだ。中国の主力選手に勝ったことがある日本人選手は、福原愛選手ただ一人。エース石川佳純選手は、丁寧選手との対戦成績が6戦全敗、李暁霞選手とは5戦全敗、劉詩雯選手とも5戦全敗。平野早矢香選手は、劉詩雯選手にも丁寧選手にも3回負けており、李暁霞選手には6回負けている。福原愛選手に代わりカットマンとして出場した石垣優香選手は、今回の世界卓球で素晴らしいプレイを見せているが、やはりこれまで、中国チームの主力選手には歯が立たず、李暁霞選手には4戦全敗、劉詩雯選手にも4戦全敗、丁寧選手にも2戦2敗だ。
シングルスで日本代表3人と中国主力選手が合計38回対戦しているが、日本は一度も勝てず、対戦成績は0対38だ。しかもこの38試合のうち、日本が2セット以上取ったのは、石垣優香選手がセットカウント2―4で劉詩雯選手に敗退した試合だけで、残り37試合は中国がストレート勝ちか、大差で勝利を収めている。このように、過去の対戦を見ると、中国の圧倒的な強さには驚くばかりだ。
だが、東京で開催されている今回の世界卓球では、日本が「ホームチーム」としての優位性を持っていることは注意すべきだ。過去にはない勢いに乗っている日本チーム、石川佳純選手や石垣優香選手は、中国選手を打ち負かすだけの実力を備えているといえるだろう。李暁霞、劉詩雯、丁寧の各選手が何らかの理由で決勝戦に出場しない場合は、金を狙うチャンスもなくはない。もちろん、総合力の差は歴然としているため、中国が連覇を果たす可能性の方が高いことは確実だが。(編集KM)
予想される決勝戦出場選手
中国:李暁霞、劉詩雯、丁寧
日本:石川佳純、石垣優香、平野早矢香
「人民網日本語版」2014年5月5日