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中国の重要任務は依然「生死存亡」 (2)

 今日の中国の一部の皮相的な民生主義者や平和主義者は、外国の明らかな挑発や戦争の脅しについて見て見ぬふりをしており、中国が自ら譲歩して問題を穏便に解決し、GDPで米国を抜いて世界一になるまで待ちさえすれば、中国の安全保障環境は改善し、周辺の様々な問題も解決すると考えている。さらには中国の「民主主義が進歩すれば」、それだけで「尊重」を勝ち取り、他国はわれわれの領土に対する高望みを自ら放棄するだろうとすら考えている。これは痴人のたわごとだ。牛一頭の体重と群れ全体の牛の頭数は、いずれもライオンのそれを大きく上回る。だが自らが食べられる運命を変えられただろうか?

 たとえ動物世界でも草を食むことばかりに没頭して猛獣からの襲撃を警戒しない動物はいない。そして人類の歴史は、安逸を貪ったために亡国と民族の絶滅を招いた事例に事欠かないのだ。今日の世界において、たとえ他の国々がみな領土を核心とする安全保障問題を気にかけずともよいとしても、中国は気にかけないわけにはいかない。なぜなら中国は近現代の大国の中で領土を最も多く失い、中華民族の衰退は領土の喪失から始まったからだ。

 若干の経済問題または政治問題については、中国は我慢できるものは我慢してきた。だが安全保障問題は生死存亡に関わる。個人が命を取引対象にすることがあり得ないのと同様、国家にとって主権と安全保障は永遠に「命」なのだ。米国の元外交官、フリーマン氏は最近「もし(米国が)国境の海上や空中で同様の挑発に直面すれば、われわれも敵の襲来に備えて陣容を整えるだろう。中国はそうしないと考える理由はない」と述べた。米国にとってこれこそが、中国の国家戦略と外交政策に対する正しい解釈だ。

 再三表明してきたように中国はアジアの覇権を求めず、「欧州人は出て行け」という米国のモンロー主義に学ぶこともない。現在の問題は、平和は中国の一方的な義務ではなく、中国が無期限に提供できる無料の品でもないということだ。平和的手段、外交的手段、経済的手段を使い果たしてもなお周辺の邪悪な動きを鎮圧できない場合、中国は絶対的に正当な戦争選択権を有する。「好戦的」という虚偽の非難も、盗人国家が中国を盗人呼ばわりする「中国脅威論」も何の役にも立たない。平和の主張が発展の負担になることを中国が容認することはあり得ない。中国は当然、より多くの資源、より長い時間を平和的発展と民生改善に用いることを望んでいる。だが中国が平和的発展の道を歩むことを米国が許さず、一部周辺国が歓迎しない場合、中国には「平和」の2文字のもう1つの書き方を彼らに教えてやるのに十分な軍事的手段・能力もある。最近中国が相次いで公開している新型兵器やミサイル迎撃実験の意図の一部はここにある。(編集NA)

 「人民網日本語版」2013年2月19日

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