真珠湾攻撃72周年 米メディア「常に警戒を」 (2)
朝日新聞の著名コラム「天声人語」は8日付で「特定秘密保護法が成立した。国家安全保障会議の設置と併せ、外交や軍事面で米国との連携を強めるための法律である。その先には武器輸出三原則の見直しや集団的自衛権の行使の解禁が控える。安倍政権の野望が成就すれば、平和国家という戦後体制(レジーム)は終わる。12・8の日付を忘れることはできない。今、忘れない日付のリストに12・6も加えなければならない」とした。
日本の学者からなる「村山談話を継承し発展させる会」は6日、参議院議員会館で記者会見を行った。
記者会見で高島伸欣・琉球大学名誉教授は「日本の民衆、特に若い世代は70数年前の戦争を正しく理解しておらず、日本メディアも歴史に対して統一的な認識がない。現在、日本の一部の教科書は日本の侵略戦争のほんの一部の詳細を明記しているが、まだ改善の余地が大いにある。専門家や学者には歴史を復元することで、民衆に歴史の真相と日本の負うべき責任を理解させる責任がある」と表明した。
浅野健一・同志社大学教授は「特定秘密保護法案は軍隊を保有せず、戦争を発動しない国としての日本の現状を破壊し、憲法および日中平和友好条約に違反するものであり、安倍政権をいかに打倒するかが平和を愛する日本国民にとって今後の重要な課題だ」と表明した。
「村山談話を継承し発展させる会」の藤田高景理事長は「安倍氏の過去20年近くの発言を調べると、安倍氏は危険な政治家であり、日本が世界の信頼を得るものである村山談話と河野談話を見直して、平和憲法を持ち、二度と戦争を発動しない、平和な日本の現状を変更しようと試みている」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年12月9日