鄧兆萍氏は、「彭麗媛夫人は、同じケープを2度の外交の場面に着回していた。同じ洋服を違う組み合わせで何度も着ることは、環境保護に配慮していると同時に、中国政府が提唱している『節約精神』に則ったものでもある」との見方を示した。
○敏腕で落ち着いた雰囲気を醸し出すチャイナ服のスタンドカラー
鄧兆萍氏は、「習主席が着用したのは、スタンドカラーのチャイナ服で、人民服を元にアレンジしたものだ。襟はスタンドカラー、ポケットは切りポケット(セット・イン・ポケット)で、パッチ・ポケットではない。ボタンは隠しボタン。このような細かな技巧によって、敏腕で落ち着いた印象がいっそう高まる」と指摘した。
○ポケットチーフは、中国と西洋が融け合ったデザイン
鄧氏は、「上着胸ポケットにあしらわれた「ポケットチーフ」は、洋式スーツのデザインを取り入れたもので、スーツ全体のデザインには、洋服のテイストも含まれている。だが、襟などの細部には中国伝統文化が体現されていることから、中国文化と西洋文化が融合した典型例といえるだろう」とコメントした。
○主席の風格をより際立たせる色・素材
また、鄧氏は、「習主席が着用していた人民服アレンジ版のチャイナ服は、紫がかった一般的な藍色のウール地で、主席の肌の色や風格に良くマッチしている」と述べた。
○調和のとれた細部の組み合わせ
鄧氏によると、習主席のチャイナ服と彭夫人のチャイナドレスは、同一メーカーが作ったものではないようだが、統一感があり、夫妻が服装の細部でバランス感を重視していることが非常に良く現れているという。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年3月25日