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米国の成否を握るのは対等な参画 (2)

 東南アジアのこうした要請をもっと注視する必要があるのは明らかだし、そうするのが当然だ。今日の多極化の時代に、覇権の余地はいくらも残っておらず、協力が大勢だ。米国がお高くとまった主導者やあれこれ口出しする覇権のパワーとしてではなく、建設的で対等な参画者、より多くの発展の機会をもたらすことのできる協力者となって初めて、域内諸国はより穏やかで落ち着いた心理で「米国の回帰」を受け止め、米国もそこからより多くの実益を得ることができる。

 国家の大小に関わらず対等に接し、東南アジア諸国を手を携えて共に進む協力者と見なし、地域の発展プロセスにおいて主導的役割を発揮させて初めて、懸念や焦慮を地域から遠ざけることができる。こうした国々を自らの周囲に「編制」し、自国の戦略目標に貢献させるのではなくだ。

 広大な太平洋には中米両大国を収容するに十分な余地がある。覇権の慣性に歯止めをかけ、大国の台頭は必ず衝突を引き起こすという古い歴史観を乗り越えること。これが「アジア太平洋に回帰」する米国が必ず直面することになる課題だ。地域の平和、安定、繁栄に建設的役割を発揮し、アジア太平洋各国の重大な利益や理にかなった懸念を十分に尊重し、配慮し、中国の台頭に適応し、この地域で中国と平和共存することを学ぶ。これが米国の「アジア太平洋回帰」の成否を握っている。(編集NA)

 「人民網日本語版」2012年11月30日

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