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日本衆院選:選挙前は混乱、選挙後も安定は困難 (3)

 ■先行き不明な政局

 「スピード結婚」式の新党合併現象の背後にあるのは、民主党と自民党という二大政党の能力低下であり、日本政界の低迷とどうしようもなさでもある。野田首相は11月26日の街頭演説で選挙カーからうっかり足を踏み外した。立ち上がった野田首相は「ご安心ください。民主党はずっこけない。必ずよじ登る!」と名ゼリフを残した。だが前述の採点結果や世論調査を見ると、現時点ですでに民主党の優勢はいくらも残っていない。

 アナリストは自民党が政権につく可能性が割合高いが、民主党がどれほどの議席を失うか、自民党が単独過半数を確保できるかはまだ不透明だと指摘する。11月21日に発表した自民党の政権公約で安倍氏は「保守カード」を前面に掲げた。軍事・外交分野では憲法改正、自衛隊による集団的自衛権の行使などの内容に事欠かない。日本メディアはこれについて、保守派を取り組むための手だが、長年来の連立パートナーである公明党の不満を招き、支持を失う恐れがあると指摘している。

 いわゆる「第三極」勢力が最終的に自民党と民主党の地位を揺り動かせるかどうかも未知数だ。今回の衆院選はすでに民主党と自民党の与野党の争いではなく、自民党と「第三極」の争いに変容しつつある。日本政界が今回の衆院選によって安定するのは困難だ。(編集NA)

 「人民網日本語版」2012年12月4日

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