2013年5月7日    ホームページに設定人民網モバイルニュース配信メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:10:17 May 07 2013

習近平主席、パレスチナ問題の解決に4つの主張

習近平国家主席は6日、北京の人民大会堂でパレスチナのアッバス大統領と共に両国政府間の経済・技術協力協定、文化・教育協力文書の調印式に出席した。

 習近平国家主席は6日、パレスチナのアッバス大統領と人民大会堂で会談した。習主席はパレスチナ問題の解決について4点を主張。「中国はパレスチナ国民の正義の事業を支持する。パレスチナ側と共に双方の友好協力を継承し、発展させたい」と強調した。

 習主席は「パレスチナ問題は中東問題の核心だ。この問題は半世紀余り続き、未だ解決されていない。また、パレスチナ国民に深刻な苦難をもたらし、中東地域が長年動揺し不安定であることの重要な根源ともなっている。パレスチナ国民の民族としての合法的権利が回復されなければパレスチナとイスラエルの平和実現は不可能であり、中東地域の平和と安定も不可能だ。いかなる時でもパレスチナ問題をおろそかにするわけにはいかず、パレスチナ問題の解決を重要かつ突出した位置に据えなければならない」と指摘。そして、以下の4点を主張した。

 第一、パレスチナの独立と建国、パレスチナ・イスラエル両国の平和共存という正しい方向性を堅持すべきだ。1967年の国境を基礎に東エルサレムを首都とし、完全な主権を有する独立国家は、パレスチナ国民から剥奪できない権利であり、パレスチナ問題解決の鍵でもある。これと同時に、イスラエルの生存権と理にかなった安全保障上の懸念も十分に尊重されるべきだ。

 第二、交渉をパレスチナ・イスラエルの平和実現の唯一の道とすべきだ。当面の急務は入植地の建設を停止し、無辜の市民に対する暴力を停止し、ガザ地区の封鎖を解除し、身柄を拘束されているパレスチナ人の問題の適切な解決などの面で的確な措置を講じ、和平交渉の再開に必要な環境を整えることだ。パレスチナ内部の全面的な和解の実現はイスラエルとの和平交渉の再開と推進にプラスだ。

 第三、「土地と平和の交換」などの原則を堅持すべきだ。関係各方面は「土地と平和の交換」、国連決議、「中東包括和平案」(ベイルート宣言)などこれまでの成果を基礎に、中東和平プロセスの前進を全面的に推進すべきだ。

 第四、国際社会は和平プロセスの推進に重要な保障を提供すべきだ。国際社会の関係各方面は責任感と緊迫感を強め、客観的で公正な立場を堅持し、積極的に和解と交渉を促すとともに、パレスチナの人的資源の育成、経済建設などへの援助を強化すべきだ。

 アッバス大統領はイスラエルとの関係および和平交渉の状況を説明。「政治的解決が最良かつ唯一の道だ。パレスチナは平和という選択を堅持し、『両国案』を基礎に、和平交渉を通じて、最終的に両国の平和共存を図る。当面の急務は国際協定を遵守し、入植地の建設を停止し、和平交渉の速やかな再開への環境を整えることだ。パレスチナは内部の和解と団結の実現に尽力している。パレスチナ問題において中国が公正な立場を堅持していることを高く賞賛する。中国に引き続き重要な役割を発揮してもらいたい」と強調した。(編集NA)

 「人民網日本語版」2013年5月7日

印刷版|コピー|お気に入りに登録
  • 分かち合うへrenren.com
  • 分かち合うへt.qq.com
みんなの感想

名前

コメントを書く コメント数:0

   

最新コメント
  週間アクセスランキング
  評 論
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古