習近平主席がイスラエルのネタニヤフ首相と会談
習近平国家主席は9日、イスラエルのネタニヤフ首相と会談した。 |
習近平国家主席は9日、イスラエルのネタニヤフ首相と人民大会堂で会談した。
習主席は「双方は各レベルの交流を強化し、相互信頼を深め、強みによる相互補完を積極的に検討、発揮し、実務協力を深めるべきだ。文化、教育、報道分野の交流を繰り広げ、民間往来を拡大し、伝統的親善を継承すべきだ」と表明した。
また「世界には現在深く複雑な変化が生じている。平等、包容、互恵の新しいタイプの国家間関係を提唱し、構築すべきだ。中東地域は戦火が繰り返され、今に至るも動揺が続いている。平和を図り、安定を求め、発展を促すことは地域の国々共通の願いであり、政治的ルートを通じて紛争を解消することは各国の根本的利益に合致する戦略的選択だ。イスラエルを含む中東各国人民は平等な生存と発展の権利を享受すべきだ。各国の合法的権益を保障し、互いの懸念を尊重して初めて、地域の長期的安定・平和を実現できる。中東和平プロセスは困難や曲折を経てきたが、イスラエルとパレスチナが睦まじい隣人となり、イスラエルと全てのアラブ諸国が平和共存することは各国が努力している方向性であり、国際社会もそれを期待している。私は先日パレスチナのアッバス大統領との会談で、パレスチナ問題の解決推進に関する中国側の主張を明らかにした。イスラエルとパレスチナの双方が共に努力して、的確な措置を講じ、一歩一歩相互信頼を確立し、一刻も早く和平交渉を再開して具体的進展を得ることを希望する」と強調した。
ネタニヤフ首相はイスラエル側の立場を説明したうえで「イスラエルは戦争のもたらす苦しみを十分に知っている。平和を歓迎し、渇望し、交渉による平和実現を望んでいる。中国が中東和平プロセスの推進に尽力していることを称賛する。中国側との意思疎通を継続したい」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年5月10日