習近平国家主席は12日、北京の人民大会堂でトルクメニスタンのグルバングル・ベルディムハメドフ大統領と会談した。両首脳は親密で友好的かつ実務的なムードの中、両国の戦略的パートナー関係の発展の成果を高く評価するとともに、今後の協力について話し合い、広い範囲で共通認識に達した。両首脳は、次世代の友好関係と互恵協力を堅持し、密接な交流を保ち、両国関係の長期的で健全で安定した発展を推進し、共同の発展と繁栄を実現するとの方針を決定した。
習主席は「中国はトルクメニスタンが中国の核心的利益に関わる問題や重大な関心について、しっかりとした支持を与えてくれることに感謝する。両国は「3つの勢力」(極端な宗教勢力、民族分裂勢力、テロ勢力)の取り締まり、地域の安全・安定の維持で密接な意思疎通と協力を維持していく。本日、両首脳は「中国・トルクメニスタン友好協力条約」に調印し、両国関係発展の原則と方向性を法律の形でしっかり固めた。また両国は2014年から18年までの「中国・トルクメニスタン戦略的パートナー関係発展計画」を制定し、今後5年間の協力のルートマップとした。両国関係は大規模に協力し、大きく発展する新しい時期を迎えている」と述べた。
ベルディムハメドフ大統領は「トルクメニスタンは中国がトルクメニスタンの主権、国内政策、外交政策を尊重してくれることに感謝する。トルクメニスタンは、『1つの中国』 政策を堅持し、中国の平和的統一という大事業を支持する」と述べた。
両国首脳は、「中国・トルクメニスタン友好協力条約」、「中華人民共和国とトルクメニスタンの戦略的パートナー関係の発展と深化に関する共同宣言」、「『中華人民共和国とトルクメニスタンの戦略的パートナー関係発展計画(2014年-2018年)』の可決に関する声明」に調印するとともに、天然ガス、農業、交通、金融、文化、地方など多くの分野での協力文書の調印に立ち会った。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年5月13日