中国、1月47人が自然災害で死亡 被災者は700万人以上
中国民政部は5日、2013年1月、各種自然災害により、中国全土で延べ739万3千人が被災し、47人が死亡、2人が行方不明となったことを明らかにした。避難生活を余儀なくされている人も2万5千人に達している。中国新聞網が報じた。
災害により、1900件以上の家屋が倒壊。損壊した家屋も4万5万件に上った。被災した農作物の面積は1536ヘクタール(東京ドーム約357個分)で、うち作物が全滅したのは41ヘクタール。直接経済損失は25億6千万元(約358億円)。
民政部と国家減災委員会は今後、工業情報化部や国土資源部、交通運輸部、鉄道部、水利部、農業部、統計局、林業局、地震局などの部門と共に、同月の自然災害状況について分析を実施する計画だという。
同月最も多かった自然災害は、地滑りや極端な温度の低下、雪害などで、そのほか干ばつや地震、海氷の被害、生物災害なども発生した。災害の状況は昨年の同時期に比べると深刻だったものの、近年では比較的軽度だった。
同月の自然災害の特徴は次の通り。▽地質災害の数、損失共に増加し、地震活動が活発化している▽南方地方の低温・雪災が突出化し、農業生産がダメージを受けた▽中東部で大気汚染が原因の濃霧が頻繁に発生し、深刻な影響を受けた▽海氷の情況は緩和し、森林火災の発生する危険性も低下した。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年2月6日